この前の週末、友達夫婦に誘われて、宮津市の山手の地区で開催された文化祭に行ってきました。

廃校になった小学校と保育園を開放して行われる小さな文化祭でしたが、手作り感満載の各種催しは地域の人が一生懸命手書きしたPOPや説明図など、とても可愛らしく、ほっこりとした気分になりました。

そんなイベントを一通り見学した後我々は、近くのお寺で地元の作家さんを中心とした「焼き物」の展示会が開催されていることを知り、たわいもない話をしながら向かうことに。

訪れたお寺は曹洞宗「盛林寺」という、昔し宮津藩の菩提寺だった由緒ある古刹。

さらに明智光秀さんの首塚があることでも有名なところ。

流石に藩の菩提寺だっただけあり、門構えも立派で、さらに驚いたのがお寺の裏山を借景にした庭園の見事なこと!

決して広くはないのだけれど、裏山の地形を巧みに計算して作られた庭は良く手入れされていて「ほー」と我々3人が同時に口にしてしまうほど。

他にも宮津城で使われていた欄間や調度品、襖絵など数多く所蔵されていて、歴史好きには堪らない空間が広がっていました。

そんなこんなで、お寺の奥さんに案内されて各所を巡った我々は(焼き物の展示はほぼ見ずに…)最後にあの明智光秀さんの首が祀られた祠を見に裏山へ登ることに。

境内から続く急な小道を少し登ると、注意しないと通り過ぎてしまうほど小さな祠があり、それが明智光秀さんの首塚。

日本中に「反逆者」として名を知らしめた武将の墓にしてはあまりにも小さなその塚は、こうまでして弔いたいと思う娘「お玉」の父への愛情の深さと哀しみが感じられる場所でした。

お寺を後にし、妙に充実した時間を過ごせたことに満足した我々は「こんな”お達者クラブ”的な時間も大切だねー」と言いながら、気持ちのよい秋空の下、長閑な里山を歩いたのでした。

 

そんなこんなで情報誌ツルカメ11月号の発行です!

今回も地元のお得な情報盛り沢山お届けします。

是非今週21日金曜日の朝刊をご確認ください。

広告掲載いただいた店舗様、企業様にはこの場をお借りしてお礼申し上げます。

 

それでは今日の一曲。